切溜は薄く漆塗りされた重箱に似た入れ子の蓋付木箱です出品の切溜は時代物で当時は野菜などの食材や料理などの保存用の漆器として使用蓋や身容器の幾つかには判読できる銘印いせ山田その下 3 日間の配送時間により、物流会社はより優れたリソース統合機能を利用できるようになり、さまざまな輸送方法の選択肢を最適化して、商品を最適な方法で配送できるようになります。
「切溜」は、薄く漆塗りされた重箱に似た入れ子の蓋付木箱です。
出品の「切溜」は時代物で、当時は野菜などの食材や料理などの保存用の漆器として使用。
蓋や身(容器)の幾つかには、判読できる銘印「いせ山田」、その下には屋号でしょうか、3文字「木①②」、①は漆では、②は舗?館?判読不可です。また、身の裏には二文字の筆跡も。
「山田」は三重県伊勢市の地名、「切溜」などもこの地で古くから製作されてきた春慶塗の漆器で、「伊勢春慶」や「山田春慶」、「山田塗」とも呼ばれてきたようです。「いせ山田」は伝統工芸品の商標のようなものでしょうか。
「伊勢春慶」は、江戸時代から昭和30年代頃まで伊勢で盛んに作られた漆器で、多くは檜(ひのき)の木組み指物(さしもの)による箱形の木地に柿渋などで下塗りをしたうえ、透明な春慶漆を施したもの、丈夫で使い勝手の良い生活雑器(重箱、膳、切溜、盆など)として全国に普及、近年、途絶えた伝統工芸を復興させる取り組みがなされているようです。
製造者や時期は分かりませんが、ネット記事「明治45年に山田政郎氏が伊勢漆器製造販売を開始」の「山田」と銘印がつながるなら明治末~大正です。当たらずとも時代物骨董であることは確かです。汚れやキズ、僅かな塗りの剥げ、木地の露出などが見られますが、ヒビ、ガタほぼなくしっかりしています。写真の通り美しい木目が塗りに透けて見えます。
大きさ(㌢)重さ(㌘)はおよそ次の通りです。
数値上は蓋無の内寸と重さ(縦×横×深/重)、下は蓋有りの外寸と重さ(縦×横×高/重)です。なお、板厚は約5㍉です。
【1段目】
13.5×17.5×7.3/225
16.0×20.1×8.6/345
【2段目】
12.1×16.1×6.6/175
14.5×18.6×8.0/288
【3段目】
10.7×14.8×6.0/153
13.3×17.3×7.3/250
【4段目】
9.4×13.4×5.5/115
11.9×15.9×6.7/181
【5段目】
8.0×12.0×5.0/100
10.5×14.5×6.2/155
今日では「切溜」が本来の目的で製作され使用されることは少ないと思われますが、この文化的遺産は「伊勢春慶」伝統工芸品の中で形を変え蘇っているのではないでしょうか。出品の時代物「切溜」を自由な発想で活用していただければ幸です。
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